お手軽に加工点での出力を測定する方法! |
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CWレーザ加工をしている場合、何かの不具合で出力確認が必要になる。
加工点での出力を確認するためにパワーメータを使用します。
しかし、現実はパワーメータのセッティングが面倒であり後手に回るケースが目立ちます。
据付時の調整や、安定度測定に欠かせない水冷パワーメータを使用するのですが、参考値程度の出力確認で良ければ簡易的に確認する方法があります。
例)2.0機の出力1.8kWを測定の場合
上記の様な記録を行います。
目的1:不具合時にどこが損傷しているか?の確認。
目的2:メンテナンス時期の目安を把握する
問題点 |
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1.段取りが面倒(水温度や流量管理、固定位置、安全確認等)
2.水冷測定機:測定時間が長い(安定するまで2分程度必要)
3.空冷測定機:再測定時、ヘッドが冷えるまでの時間が長い
なので、不具合が発生した時になかなかパワーメータで測定するまで至らない。
大出力の測定は、熱の処理に苦労する問題点をパルス測定で解消!
パルスで10msのSHOT出力測定を行い、エネルギー値(J)で出力を確認する
■ 測定可能なこと
・途中の光学系で損傷している箇所の把握
・加工点で通常の出力が得られているかの確認
■ 測定出来ないこと
・出力安定度
・(W)出力測定
空冷式:不具合発生時、加工点の出力を手軽に見る=J測定
水冷式:出力安定度や実測データが必要な場合=W測定
推奨! ハンドヘルドタイプレーザパワーメータを活用する。
特徴1:気軽にレーザ出力を測定可能
特徴2:空冷式 CW250W / 最大150(J)まで測定可能
特徴3:短時間(5秒)でCW出力測定が可能!
持ち運びに便利で20万円位で購入できるパワーメータは、とても重宝します。
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