Q21: レーザのエネルギー変換効率を比較
ファイバレーザは発振効率が良い! と、聞きませんか?
では、どれ位良いのでしょうか?一般論的な比較になりますが説明します。
1,000Wの電気エネルギーを投入して、どの程度の出力(W)が発生するかで比較。
最新のエコカーのエネルギー変換効率が30%と言われているので、ファイバレーザの効率は良いとも言えるのではないでしょうか?
・・・・しかしランプ励起の3%は、改めてみると悪すぎですね。
では、各種類のレーザ発振効率を比較してみます
『まとめ』
・ランプ励起と比較するとファイバレーザは10倍効率が良い。
・ランプ励起が現在でも活躍する理由は、ピークパワーです。
LDはランプ程のコストでピークパワーを発生させることは現時点では難しいとされています。
QCWのようなパルスファイバでもピークパワーのコスト的にランプ励起と比較すると、QCW1.5kW(150W)に対してYAGは5.0kW(150W)程度出力します。
どちらが優位であるかは加工に必要なビーム径(輝度)とピークパワーで機種選定を行います。
レーザの部屋 TOPに戻る